第106回 看護師国家試験 午後問232
Aさん(78歳、男性)は、尿路感染症による敗血症で入院し、5日が経過した。
中心静脈ラインから輸液ポンプを使用して乳酸加リンゲル液が投与され、その側管からシリンジポンプを使用してノルアドレナリンが投与されている。
朝9時、日勤の看護師が訪室したとき、シリンジポンプの閉塞と輸液ポンプの気泡混入の、2つのアラームが作動した。
ノルアドレナリンの入ったシリンジは残量があり、乳酸加リンゲル液のボトルが空になっていた。
各ポンプおよび各輸液ラインの状況を図に示す。
看護師がアラームを停止した後に行うこととして最も優先度が高いのはどれか。
正答4
解説
正解は4(輸液ラインの閉塞や屈曲がないか確認する)。
シリンジポンプの閉塞アラーム作動時、まず実施すべきはライン側の物理的原因(屈曲・閉塞・薬剤結晶化・ルート接続不良)の確認で、これによりノルアドレナリン投与中断時間を最小化する。
選択肢4が正解。
選択肢1の乳酸リンゲル液準備は輸液ポンプ側ボトル空アラームへの対処として後続するが、優先度は閉塞対処より下。
2のノルアドレナリン準備はシリンジ残量があるため急務でない。
3の輸液ポンプ気泡除去も重要だが、ノルアドレナリン(昇圧薬)の投与中断による循環動態悪化を優先回避するため、シリンジポンプ側の対応が優先される。
ノルアドレナリンのような循環作動薬の急な中断は急激な血圧低下を招き致死的となるため、ライン確保最優先のアセスメントが必要となる。まとめて解く
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