第106回 看護師国家試験 午後問216
Aさん(79歳、女性)。
自宅の玄関で転倒し、救急外来で第12胸椎の圧迫骨折と診断され、安静目的で入院した。
既往歴:5年前に大腿骨骨折。
現病歴:2年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉病を発症。
記憶障害があるが、失認、観念運動失行および失語はなし。
生活歴:要介護1。
同じ敷地内に住む長男夫婦は仕事をしている。
ADLは自立。
入院後3週、Aさんはコルセットを装着し、杖を使ってゆっくり歩けるようになった。
翌週には自宅へ退院することが決まった。
Aさんの退院に向けて、Aさんと長男夫婦への指導内容で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2(家の中での日常生活行動を積極的に行う)。
Parkinson病で腰椎圧迫骨折後の退院指導では、長期臥床による廃用症候群と骨密度低下を防ぐため、家の中での日常生活行動(食事・身支度・家事・歩行)を積極的に行い、活動性を保つことが重要。
選択肢2が適切。
選択肢1は誤り。
コルセットは骨折部位の安静を保つため医師の指示期間中は装着を継続し、自己判断で外さない。
3も誤り。
5000歩のウォーキングは退院直後の高齢者には過剰で、転倒リスクが高い。
段階的に活動量を上げる。
4も誤り。
ビタミンB1は神経・糖代謝に関与するが骨代謝には直接関連せず、骨粗鬆症対策にはカルシウム・ビタミンD・ビタミンK・蛋白質摂取が重要となる。
Parkinson病薬の自己管理継続も指導の柱となる。まとめて解く
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