正答4
解説
正解は4です。
認知症の中核症状のうち、遂行機能障害(実行機能障害)に当たるものを選ぶ問題です。
遂行機能障害は、目的に向けて計画を立て、手順どおりに物事を進めることが難しくなる障害です。
【選択肢別解説】
1:× ご飯を食べたことそのものを忘れるのは、記憶障害です。
体験全体を忘れてしまう点が、認知症の記憶障害の特徴です。
2:× 手や腕の動きに問題がないのに道具の使い方がわからなくなるのは、失行です。
遂行機能障害ではありません。
3:× 食事の左側のものを残すのは、左側にある物に気づかない半側空間無視によるものです。
遂行機能障害ではありません。
4:○ 調理は、献立を考え、材料をそろえ、手順どおりに作業を進める必要がある行為です。
手順を順序だてて行うことができないのは、遂行機能障害の典型的な症状です。
5:× 皿の模様をおかずと間違えるのは、見たものを正しく認識できない失認(視空間認知の障害)によるものです。
遂行機能障害ではありません。
【ポイント】
遂行機能障害には、手順を一つずつ示す、作業を区切って声をかけるなどの支援が有効です。
記憶障害・失行・失認・半側空間無視との違いを、具体的な場面で区別できるようにしましょう。