正答4
解説
正解は4です。
固定式歩行器の使い方と、それに適した利用者の条件を問う問題です。
固定式歩行器は、フレームを両手で持ち上げて前に置き、そのあとに足を前に出して進む歩行器です。
両手でしっかり握る力と、歩行器を持ち上げる間に立っていられる立位保持の能力が必要です。
【選択肢別解説】
1:× 固定式歩行器は、歩行器を前に置いたあと、自分の足で前に進む必要があります。
下肢を交互に出すことができない人は、歩行器を使っても前に進めません。
2:× 固定式歩行器は、両手で握って持ち上げる必要があります。
麻痺側の指関節に拘縮があると握ることができないため、片手で使える杖などを検討します。
3:× 歩行器を持ち上げる動作は、上肢と手関節に負担がかかります。
上肢の筋力が弱く手関節に痛みがある人には、前腕で支えるタイプの歩行器などが適しています。
4:○ 両手の握力が保たれていれば、歩行器を握って持ち上げることができます。
数秒程度の立位保持ができれば、歩行器を前に置く間も体を支えられるため、固定式歩行器が適しています。
5:× 片側の下肢に体重をかけられない場合は、松葉杖などで患側を浮かせて歩く方法が一般的です。
固定式歩行器の適応条件として最も典型的なのは、選択肢4の人です。
【ポイント】
固定式歩行器は「両手で持ち上げる」ため、握力・上肢の力・立位バランスが必要です。
上肢の力が弱い人には、持ち上げずに押して進む車輪付きの歩行器(歩行車)が使われます。