〔事例〕
Aさん(70歳、男性)は、妻と二人で暮らしている。
旅行や釣りが趣味で、会社員として勤務していたころは、活動的な生活を送っていた。
66歳のときにパーキンソン病(Parkinson disease)と診断されたが、内服治療が開始され、症状はあまり気にならなかった。
1年前から顔の表情が乏しくなり、歩行開始時に、はじめの一歩が出にくくなった。
3か月前からは、歩き始めると方向転換が難しく、急に止まることができないことがある。
Aさんは、今後の生活について相談するために、地域包括支援センターに行った。
センターで対応してくれたB主任介護支援専門員は、介護福祉士としての実務経験が豊富だった。
Aさんは信頼して、気になっていたことをすべて話すことができた。
Aさんは、要介護認定を申請することを勧められ、後日、市役所に行き、要介護認定の申請を行った。
要介護認定を申請してから2週間が経過した。
Aさんは要介護認定の認定結果が届かないことが気になった。
そこで、以前に対応してくれたB主任介護支援専門員に電話で相談した。
次のうち、B主任介護支援専門員の応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答2
解説
正解は2です。
要介護認定の結果は、原則として申請日から30日以内に通知されることが、介護保険法で定められています。
Aさんは申請から2週間しか経っていません。
【選択肢別解説】
1:× 認定結果が届かないことは、主治医に相談する内容ではありません。
認定は市町村が介護認定審査会の判定をもとに行います。
2:○ 認定結果は原則として30日以内に通知されるため、申請から2週間ではまだ届かないのが通常です。
あと2週間ほど待つよう伝えることで、Aさんの不安を和らげることができます。
3:× 認定調査員は、心身の状況を調査する役割の人です。
認定結果の時期について相談する相手ではありません。
4:× 申請はすでに受け付けられており、もう一度申請する必要はありません。
二重の申請は手続きを混乱させます。
5:× 申請から2週間では、認定結果が出ていないことが通常です。
「出ていると思います」という応答は誤った情報で、Aさんの不安を強めます。
【ポイント】
要介護認定の流れは、申請、認定調査と主治医意見書、一次判定、介護認定審査会での二次判定、市町村による認定・通知です。
特別な理由で30日を超える場合は、市町村が延期の理由などを通知します。