Kさん(77歳、女性、要支援2)は、もの忘れが目立ちはじめ、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しながら夫と二人で生活している。
訪問時、Kさん夫婦から、「Kさんがテレビショッピングで購入した健康食品が毎月届いてしまい、高額の支払いが発生して困っている」と相談があった。
Kさん夫婦に対する訪問介護員(ホームヘルパー)の発言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答4
解説
正解は4です。
認知機能が低下し始めた人の消費者トラブルへの対応を問う事例問題です。
Kさんは「もの忘れが目立ちはじめ」ており、テレビショッピングで購入した健康食品が「毎月届いてしまい」、高額の支払いに困っています。
【選択肢別解説】
1:× 健康食品を処分すると、契約の内容や商品を確かめられなくなります。
返品などの対応ができなくなるおそれもあります。
2:× テレビショッピングは通信販売に当たり、法律上のクーリング・オフの制度はありません。
まずは契約内容を確認しなければ、取るべき手段も判断できません。
3:× 夫が買い物をするよう決めるのは、Kさんの自己決定の機会を奪う対応です。
今起きている支払いの問題の解決にもなりません。
4:○ まず契約内容を一緒に確認して、定期購入の契約になっているのか、解約や返品ができるのかを把握します。
そのうえで、消費生活センターへの相談など次の対応につなげられます。
5:× テレビショッピングを禁止するのは、Kさんの生活上の楽しみや選択を一方的に制限します。
現在の契約の問題の解決にもなりません。
【ポイント】
契約のトラブルでは、まず契約書や注文時の条件を確認し、消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談します。
通信販売の返品の可否は、事業者が定める返品特約によります。