正答3
解説
正解は3です。
認知機能障害の種類と、それが生活に与える影響の組合せを問う問題です。
それぞれの障害で何ができなくなるのかを、具体的な場面と結びつけて考えます。
【選択肢別解説】
1:× 自宅が分からないのは、場所の見当識障害や視空間認知障害による影響です。
遂行機能障害では、料理の段取りなど、計画を立てて順序よく実行することが難しくなります。
2:× 出された食事を食べないのは、食べ物と認識できない失認や、食器の使い方が分からない失行などで起こります。
記憶障害では、食べたことを忘れて再び食事を求めることがみられます。
3:○ 相貌失認は、顔を見ても誰なのかを認識できない症状です。
そのため、目の前にいる家族が誰なのか分からなくなります。
4:× 今日の日付が分からないのは、時間の見当識障害による影響です。
視空間認知障害では、物との距離や位置関係がつかめず、物にぶつかったり衣服をうまく着られなかったりします。
5:× 病識が低下すると、自分の障害に気づきにくくなります。
うつ状態になりやすいのは、むしろ病識が保たれていて自分の衰えを自覚している場合です。
【ポイント】
認知機能障害は、記憶障害・見当識障害・遂行機能障害・失認・失行・失語などに分けて整理します。
どの障害による困りごとなのかを見極めると、適切な支援を選びやすくなります。