正答1
解説
正解は1です。
認知症の行動・心理症状(BPSD)のうち、アパシーの特徴を問う問題です。
アパシー(無為・無関心)は、物事への意欲や関心が失われた状態で、うつと混同されやすい症状です。
【選択肢別解説】
1:○ アパシーでは、喜怒哀楽などの感情の起伏が乏しくなります。
本人は困っている感覚が乏しく、周囲への関心も薄れます。
2:× 将来に希望がもてないのは、うつ状態にみられる絶望感です。
アパシーでは、希望をもてないと悩むこと自体が少なくなります。
3:× 気持ちが落ち込むのは、うつ状態の抑うつ気分です。
アパシーは、落ち込みという感情そのものが乏しい点で異なります。
4:× 理想どおりにいかず悩むのは、苦悩を感じている状態です。
アパシーでは、そうした悩みも乏しくなります。
5:× 自分を責めるのは、うつ状態にみられる自責感です。
アパシーの特徴ではありません。
【ポイント】
うつは「つらい・悲しい」という苦痛を伴います。
アパシーは意欲も感情も乏しくなり、本人が苦痛を感じにくい点が違いです。