Bさん(102歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。
高齢による身体機能の衰えがあり、機能低下の状態が長く続いていた。
1週間前から経口摂取が困難になった。
1日の大半は目を閉じ、臥床状態が続いている。
医師から、「老衰により死期が近い」と診断され、家族は施設で看取りたいと希望している。
死が極めて近い状態にあるBさんの看取りに必要な情報として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答5
解説
正解は5です。
死が極めて近い利用者の看取りで、観察すべき情報を問う問題です。
Bさんは「経口摂取が困難」で「1日の大半は目を閉じ、臥床状態」にあり、医師から「死期が近い」と診断されています。
この段階では、死が近づいたことを示す身体の変化を見逃さず、医療職や家族に伝えることが重要です。
【選択肢別解説】
1:× 体重の減少は、長い期間の栄養状態をみる指標です。
死が極めて近い段階では、看取りに必要な情報として優先度は低くなります。
2:× 夜間の睡眠時間は、この段階では重要な情報ではありません。
Bさんは1日の大半を眠って過ごしており、意識の低下も考えられます。
3:× 延命治療の意思は、看取りの方針を決める段階で確認しておく情報です。
家族はすでに施設での看取りを希望しており、今まさに観察すべき情報ではありません。
4:× 嚥下可能な食形態は、Bさんにはすでに当てはまりません。
1週間前から経口摂取が困難になっています。
5:○ 呼吸の状態が最も必要な情報です。
死が近づくと、下顎呼吸や、呼吸が強くなったり止まったりを繰り返す呼吸などが現れ、死期が迫っていることを知らせる重要な手がかりになります。
【ポイント】
死が近づくと、呼吸の変化のほかに、チアノーゼ、手足の冷え、尿量の減少、意識の低下などがみられます。
変化に気づいたら医療職に報告し、家族に連絡して最期の時間を一緒に過ごせるよう支援します。