正答1
解説
正解は1です。
介護福祉職が行う耳の清潔ケアの範囲と方法を問う問題です。
介護福祉職は、耳垢塞栓(耳あかが詰まった状態)を除く耳あかの除去を行うことができますが、外耳道を傷つけない慎重な操作が必要です。
【選択肢別解説】
1:○ 耳垢の状態を観察するのが適切です。
量や硬さ、においなどを観察し、耳垢塞栓が疑われる場合は医療職に相談します。
2:× 綿棒を3cmも挿入するのは深すぎます。
外耳道や鼓膜を傷つけるおそれがあり、入口付近(1cm程度)までにとどめます。
3:× 成人の耳介は、上前方ではなく後上方に軽く引きます。
後上方に引くと外耳道がまっすぐになり、中を観察しやすくなります。
4:× 耳垢塞栓の除去は、介護福祉職が行える行為ではありません。
医行為にあたるため、医師などの医療職に依頼します。
5:× 耳かきで毎日耳垢を除去するのは不適切です。
耳垢は自然に外へ排出される仕組みがあり、取りすぎは外耳道を傷つけ炎症の原因になります。
【ポイント】
厚生労働省の通知では、医行為ではない行為として「耳垢を除去すること(耳垢塞栓の除去を除く)」が示されています。
介護福祉職ができる行為と医療職に任せる行為の境界をおさえておきましょう。