〔事例〕
Jさん(75歳、男性)は先天性の全盲である。
これまで自宅で自立した生活をしてきたが、最近、心身機能の衰えを感じて、有料老人ホームに入居した。
施設での生活にまだ慣れていないので、移動は介護福祉職に誘導してもらっている。
ある日、介護福祉職がJさんを自室まで誘導したときに、「いつも手伝ってもらってすみません。なかなか場所を覚えられなくて。私はここでやっていけるでしょうか」と話してきた。
Jさんの不安な気持ちを軽くするための介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答4
解説
正解は4。
視覚障害で不安を感じているJさんの不安を軽くするためには、トイレや食堂などの場所を実際に一緒に歩きながら確認することが最も有効である。
空間を体験することで生活の見通しが立ち安心感につながる。
1の肩にふれる行為は事前に声かけが必要、2の声かけ最小化は不安を増す、3の方向の伝え方としては「こちらに」では不十分、5の座席の自由選択は視覚障害者には難しい。