Hさん(75歳、女性、要介護2)は、孫(17歳、男性、高校生)と自宅で二人暮らしをしている。
Hさんは関節疾患(joint disease)があり、通所リハビリテーションの利用を開始した。
介護福祉職が送迎時に孫から、「祖母は、日常生活が難しくなり、自分が食事を作るなどの機会が増え、家事や勉強への不安がある」と相談された。
介護福祉職の孫への対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答3
解説
正解は3です。
祖母の介護と家事を担う高校生の孫(いわゆるヤングケアラー)への対応を問う問題です。
孫は「自分が食事を作るなどの機会が増え、家事や勉強への不安がある」と相談しています。
17歳の孫が一人で抱え込まないよう、相談できる大人や専門職につなぐことが求められます。
【選択肢別解説】
1:× 孫にHさんを支えるよう求めるのは、孫の負担をさらに重くします。
学業や生活が損なわれかねず、不安を打ち明けた孫の気持ちにも応えていません。
2:× 施設入所を勧めるのは早急です。
Hさんは通所リハビリテーションを始めたばかりで、在宅生活を支える方法を検討する段階です。
3:○ 高校の先生や介護支援専門員に相談しようと促すのが適切です。
学校で学業面の配慮を、介護支援専門員と居宅サービスの見直しを検討でき、孫の負担を減らせます。
4:× 家でのリハビリテーションを頼むのは、孫の役割をさらに増やします。
孫の不安を軽くする対応になっていません。
5:× 近所の人に頼むよう指示するのは、具体的な支援の手立てになりません。
継続的に家事を支えるには、制度に基づくサービスを検討する必要があります。
【ポイント】
ヤングケアラーとは、本来大人が担う家事や家族の世話を日常的に行っている子どもを指します。
介護福祉職は、家族介護者が子どもである可能性にも気づき、関係機関につなぐ役割があります。