正答5
解説
正解は5です。
気管の内側の粘膜は、細かい毛(せん毛)と粘液で覆われています。
吸い込んだ異物は粘液にとらえられ、せん毛が波のように動くことで、粘液とともにのどの方へ運ばれます。
【選択肢別解説】
1:× 痰の粘り気が強いと、せん毛が痰を運びにくくなります。
粘度が高いほうが動きがよいのではありません。
2:× 空気中の異物をとらえるのは、粘膜の表面を覆う粘液の働きです。
せん毛運動は、とらえた異物を外へ運び出す運動です。
3:× 咳は、気道の異物などを感知して起こる反射です。
せん毛運動が咳を誘発するのではありません。
4:× 気管の内部が乾燥すると、粘液が固まり、せん毛は動きにくくなります。
適度な湿度が保たれているほうが動きがよくなります。
5:○ せん毛は、痰を気管から咽頭、つまり口腔の方へ向かって運びます。
運ばれた痰は、咳によって出されたり飲み込まれたりします。
【ポイント】
せん毛運動の働きを保つには、適度な湿度と水分補給が大切です。
痰がたまりやすい人には、加湿や水分摂取が勧められます。