正答3
解説
正解は3です。
高齢期には、配偶者や友人との死別、健康、仕事や役割など、多くのものを失う喪失体験が重なります。
喪失に伴う悲嘆は自然な反応であり、時間をかけて回復していく過程をたどります。
【選択肢別解説】
1:× 喪失体験には、身体機能の低下だけでなく、配偶者や友人との死別、仕事や社会的役割、経済的基盤の喪失なども含まれます。
2:× 悲嘆過程は、大切なものを失ったときに誰にでも起こる正常な心の反応です。
病的なものではありません。
3:○ 死別後の回復には、悲しみと向き合う心理的な対処に加え、亡くなった人が担っていた役割を引き受けるなど、生活を立て直す対処も必要です。
この二つを行き来しながら回復していくと考えられています。
4:× ボウルビィは、悲嘆過程を「無感覚」「思慕と探索」「混乱と絶望」「再建」という順序のある段階で示しました。
順序性はないとするのは誤りです。
5:× 病的悲嘆への支援は、亡くなった人への愛着をほかに向けさせることを目標にするものではありません。
亡くなった人とのつながりを心の中で保ちながら、新しい生活に適応できるよう支えます。
【ポイント】
悲嘆からの回復では、喪失に向き合う「喪失志向」と、生活を立て直す「回復志向」の両方が大切だとする考え方(二重過程モデル)が知られています。