Mさん(78歳、女性)は、体格指数(BMI)は18.7である。
病気や食事制限はない。
この1年間で体重が2kg減少し、「最近、歩くのが遅くなり、疲れやすくなった」と言っている。
Mさんに普段の食生活を尋ねたところ、お茶漬けやうどんで済ますことが多いと答えた。
介護福祉職が食事バランスガイドを用いて摂取を勧める区分として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答3
解説
正解は3です。
この問題は、低栄養の傾向がある高齢者への、食事バランスガイドに基づく助言を問うています。
Mさんは「1年間で体重が2kg減少」し、「歩くのが遅くなり、疲れやすくなった」と話しています。
BMI(体格指数)18.7は、高齢者で目標とされる値(21.5〜24.9)を下回っています。
体重減少・歩行速度の低下・疲れやすさはフレイルの兆候であり、筋肉のもとになるたんぱく質の不足が考えられます。
【選択肢別解説】
1:× お茶漬けやうどんは主食にあたり、すでに食べています。
主食を増やしてもたんぱく質の不足は補えません。
2:× 副菜は野菜・きのこ・海藻などで、ビタミンやミネラルの供給源です。
たんぱく質の補給には主菜の方が適しています。
3:○ 主菜は肉・魚・卵・大豆製品などのおかずで、たんぱく質の主な供給源です。
筋肉量の維持や体重減少の改善のために最も勧めるべき区分です。
4:× 牛乳・乳製品はカルシウムの主な供給源で、たんぱく質も含みます。
ただし食事の中心となるたんぱく質の補給は主菜が担います。
5:× 果物はビタミンCやカリウムの供給源です。
たんぱく質の補給にはつながりません。
【ポイント】
食事バランスガイドの区分は、主食・副菜・主菜・牛乳乳製品・果物の5つです。
高齢者の低栄養やフレイルの予防では、たんぱく質を含む主菜をしっかりとることが重要です。