次の記述のうち、高次脳機能障害(higher brain dysfunction)による着衣失行のある人に対する着衣の介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答2
解説
正解は2です。
この問題は、高次脳機能障害による着衣失行のある人への着衣の介護を問うています。
着衣失行とは、手足の麻痺がないのに、衣服の上下・左右・表裏が分からなくなり、うまく着られなくなる状態です。
本人が見て分かる手がかりを用意し、手順を単純にすることが支援の基本です。
【選択肢別解説】
1:× 失行のある人は、なぜ着られないのかを自分で説明することが難しい状態です。
理由を確認しても支援にはつながりません。
2:○ 衣類の左右に印をつけると、目で見て着る向きを判断する手がかりになります。
自分で着られることを支える方法です。
3:× すべての手順を最初にまとめて伝えると、覚えきれず混乱します。
一つずつ順番に伝えることが必要です。
4:× 畳んだ衣服は、袖や前後の位置が分かりにくくなります。
着る向きに広げて渡す方が分かりやすくなります。
5:× 方法を毎回変えると混乱が増します。
毎回同じ手順で行うことで、動作を身につけやすくなります。
【ポイント】
高次脳機能障害には、失行・失認・失語・注意障害・記憶障害・遂行機能障害などがあります。
着衣失行では「目印」「同じ手順」「一つずつの声かけ」が支援のキーワードです。