正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
ベネット損傷は投球障害肩の一つで、投球の繰り返しにより肩関節窩の後下縁に骨棘が形成される病態です。
フォロースルー期に後方関節包や上腕三頭筋長頭が牽引されることが原因と考えられています。
【選択肢別解説】
1:× フォロースルー期に脱力感が強くなるという記述は正しいです。
フォロースルー期には後方の関節包や筋が強く牽引されるため、骨棘部の疼痛とともに脱力感が生じます。
2:○ 関節窩上方の骨棘形成で発症するという記述は誤りです。
正しくは関節窩の後下方に骨棘が形成されて発症します。
3:× 外転外旋強制で疼痛を訴えるという記述は正しいです。
投球のコッキング期にあたる外転外旋位を強制すると、関節窩後方の病変部にストレスがかかり疼痛が誘発されます。
4:× 内旋可動域が減少するという記述は正しいです。
後方関節包の肥厚や拘縮を伴うため、肩関節の内旋可動域が減少します。
【ポイント】
ベネット損傷の要点は関節窩後下縁の骨棘で、X線では関節窩後下方の突出像として確認されます。
投球障害肩では内旋可動域の減少がよくみられ、肩後方の柔軟性改善が予防と治療の基本です。