正答3
解説
正解は3です。
頭蓋内出血は、出血する部位と経過によって特徴が異なります。
アルコール多飲者は脳が萎縮しやすく、転倒による頭部外傷も多いことが関係します。
【選択肢別解説】
1:× 急性硬膜下血腫はアルコール多飲者に多いとはいえません。
強い外力で脳表の血管が破れて起こり、脳挫傷を伴うことが多い重症の外傷です。
2:× 急性硬膜外血腫もアルコール多飲者に多いとはいえません。
側頭部の骨折で中硬膜動脈が破れて起こり、意識清明期を経て急激に悪化するのが特徴です。
3:○ 慢性硬膜下血腫はアルコール多飲者に多い頭蓋内出血です。
脳萎縮で脳と硬膜の間の架橋静脈が引き伸ばされ、軽い頭部外傷の後に数週間から数か月かけて血腫が大きくなります。
4:× 外傷性脳内出血もアルコール多飲者に多いとはいえません。
強い外力で脳実質内の血管が損傷されて起こります。
【ポイント】
慢性硬膜下血腫は高齢男性やアルコール多飲者に多く、頭痛、認知機能の低下、片麻痺、歩行障害などで発症します。
穿頭による血腫の除去で症状が劇的に改善することが多いため、治療可能な認知症の原因として重要です。