正答2
解説
正解は2です。
糖尿病性ケトアシドーシスは、インスリンの極端な不足によりケトン体が増え、血液が酸性に傾く状態です。
体は、呼吸で二酸化炭素を多く吐き出すことでアシドーシスを代償しようとします。
【選択肢別解説】
1:× チェーン・ストークス呼吸は糖尿病性ケトアシドーシスに特徴的ではありません。
呼吸が次第に深くなった後に浅くなり、無呼吸を挟んで繰り返す呼吸で、重症心不全や脳障害でみられます。
2:○ クスマウル呼吸が糖尿病性ケトアシドーシスでみられます。
代謝性アシドーシスを代償するため、深く大きい呼吸が規則的に続き、呼気にアセトン臭を伴います。
3:× ビオー呼吸は糖尿病性ケトアシドーシスに特徴的ではありません。
深さの一定しない呼吸と無呼吸が不規則に入れ替わる呼吸で、髄膜炎や脳腫瘍などの中枢神経障害でみられます。
4:× 奇異呼吸は糖尿病性ケトアシドーシスに特徴的ではありません。
吸気時に胸壁の一部が逆にへこむ呼吸で、多発肋骨骨折によるフレイルチェストでみられます。
【ポイント】
クスマウル呼吸は糖尿病性ケトアシドーシスや尿毒症などの代謝性アシドーシスでみられます。
チェーン・ストークス呼吸は周期的、ビオー呼吸は不規則、クスマウル呼吸は深く規則的と特徴で区別します。