正答1
解説
正解は1です。
前十字靱帯(ACL)損傷の発生機序、症状、診断を問う問題です。
ACLは脛骨が大腿骨に対して前方へずれるのを防ぐ靱帯です。
ジャンプの着地や急な方向転換で、膝に外反と回旋が加わると損傷します。
【選択肢別解説】
1:○ 非接触型のACL損傷は若年女性に多くみられます。
膝の外反が起こりやすい下肢のアライメントや筋力の特徴などが関係すると考えられています。
2:× 急性期の腫脹は関節水症ではなく、関節血症によるものです。
ACLには血管が多く、断裂すると関節内に出血がたまります。
3:× ACL損傷は骨挫傷の結果として生じるのではありません。
骨挫傷はACLが断裂する際の衝撃で生じる合併所見であり、原因と結果の関係が逆です。
4:× 確定診断には単純エックス線写真ではなく、MRI検査が用いられます。
靱帯は単純エックス線写真には写らないためです。
【ポイント】
ACL損傷の徒手検査は、ラックマンテスト・前方引き出しテスト・Nテストなどです。
受傷時のポップ音と、直後からの関節血症による腫脹が典型的な経過です。