正答4
解説
正解は4です。
十二指腸潰瘍は胃酸による粘膜の傷害で起こり、若年から中年の男性に多い疾患です。
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染が主な原因です。
【選択肢別解説】
1:× 嚥下困難は十二指腸潰瘍の症状ではありません。
食道癌やアカラシアなど、食道の疾患でみられます。
2:× 十二指腸潰瘍では食後ではなく空腹時の上腹部痛が特徴です。
食事をとると胃酸が中和されて痛みが軽くなり、夜間にも痛みが出やすいです。
3:× 鮮血を伴う下痢便は十二指腸潰瘍の症状ではありません。
十二指腸潰瘍から出血すると黒色のタール便となり、鮮血便は大腸の疾患でみられます。
4:○ 十二指腸潰瘍の患者の多くでヘリコバクター・ピロリ菌の感染がみられます。
除菌治療を行うと潰瘍の再発が大きく減ります。
【ポイント】
胃潰瘍は食後の痛み、十二指腸潰瘍は空腹時の痛みが典型です。
ピロリ菌のほかに、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)も消化性潰瘍の重要な原因です。