正答1
解説
正解は1です。
高次脳機能障害には、行為・認知・注意・遂行機能などの障害があり、それぞれ定義が異なります。
本問は、運動機能に問題がないのに目的の動作ができない状態を問うています。
【選択肢別解説】
1:○ 失行は、運動麻痺や失調、感覚障害がなく、行うべき動作も理解しているのに、目的の動作ができない状態です。
道具の使用や着衣などの動作が障害されます。
2:× 失認は動作ではなく対象の認知の障害です。
視覚や聴覚などの感覚は保たれているのに、その感覚を通して対象が何かわからない状態です。
3:× 注意障害は動作の障害ではなく、注意を集中・持続・配分することの障害です。
気が散りやすい、複数のことを同時にできないなどの症状がみられます。
4:× 遂行機能障害は個々の動作ではなく、物事を計画して順序立てて実行することの障害です。
目標を立て、段取りを組み、結果を確認することが困難になります。
【ポイント】
失行には、観念運動失行、観念失行、着衣失行、構成失行などがあり、多くは左半球(優位半球)の頭頂葉の障害で起こります。
着衣失行や構成失行は右半球の障害でもみられます。