正答3
解説
正解は3です。
原始反射は中枢神経系の発達とともに消失していく反射です。
各反射の消失時期を知っておくと、発達の遅れや中枢神経障害の評価に役立ちます。
【選択肢別解説】
1:× モロー反射は10か月児ではみられません。
驚かせると両上肢を広げてから抱きつくような動きをする反射で、生後4〜6か月ごろに消失します。
2:× ガラント反射は10か月児ではみられません。
背部の脊柱の横をこすると体幹が刺激側へ曲がる反射で、生後数か月で消失します。
3:○ 足底把握反射は、足底の母趾の付け根を圧迫すると足趾が屈曲する反射です。
消失は生後9〜10か月以降と遅く、歩行の準備が整うころまで残るため、10か月児でみられます。
4:× 非対称性緊張性頸反射は10か月児ではみられません。
顔を向けた側の上下肢が伸展し反対側が屈曲する反射で、生後4〜6か月ごろに消失します。
【ポイント】
足底把握反射は手掌把握反射(生後3〜4か月ごろ消失)より遅くまで残ります。
消失すべき時期を過ぎても原始反射が残る場合は、脳性麻痺などの中枢神経障害を疑います。