正答3
解説
正解は3です。
図は正常歩行の1周期(遊脚期・立脚期・遊脚期)における4つの筋A〜Dの筋活動を示しています。
前脛骨筋は足関節の背屈筋で、踵接地の直後と遊脚期全体に活動するのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× Aは立脚期の後半に活動が徐々に高まり、蹴り出し直前に最大となって遊脚期にはほぼ消失しています。
この波形は足関節底屈筋である下腿三頭筋の活動に一致します。
2:× Bは立脚期の初め(踵接地直後)に鋭いピークがあり、遊脚期は終わりにわずかに立ち上がるだけで、初めから中盤には活動がありません。
つま先を引き上げる遊脚期初めの活動がないため、前脛骨筋の波形ではありません。
3:○ Cは踵接地の直後に最大のピークを示します。
遊脚期にも活動が続き、中盤でいったん弱まるものの、遊脚期の初めと終わりに活動が高まっています。
踵接地時に足の急な底屈を制御し、遊脚期につま先を引き上げる前脛骨筋の働きに一致します。
4:× Dは立脚期の初めと遊脚期の初めにピークがあり、遊脚期の中盤には活動がほぼ消失しています。
遊脚期全体の持続的な活動がないため、前脛骨筋の波形ではありません。
【ポイント】
前脛骨筋は踵接地直後に遠心性収縮で足底をゆっくり接地させ、遊脚期には求心性収縮でつま先を上げます。
前脛骨筋が麻痺すると遊脚期につま先が垂れる下垂足となり、鶏歩がみられます。