正答2
解説
正解は2です。
小脳は運動の協調やバランスの調節を担います。
小脳が障害されると体幹や下肢の動きがばらばらになり、足を広げて体を支えながらふらつく歩行になります。
【選択肢別解説】
1:× すり足で歩くのは小脳疾患ではなく、パーキンソン病などでみられる歩行です。
前かがみで歩幅が小さく、足を床からあまり上げません。
2:○ 不安定で動揺しながら足を広げて歩くのは、小脳疾患による失調性歩行です。
支持基底面を広くしてバランスを補おうとし、酩酊様の歩行になります。
3:× 足を高く上げて足先を引きずるように歩くのは、小脳疾患ではなく鶏歩です。
総腓骨神経麻痺などで下垂足がある場合にみられます。
4:× 下肢を伸展したまま外方へ円を描いて前進するのは、分回し歩行です。
脳卒中による痙性片麻痺でみられる歩行です。
【ポイント】
小脳性の失調では、目を開けていても閉じていてもふらつきは大きく変わりません。
目を閉じると著しくふらつく場合(ロンベルグ徴候陽性)は、深部感覚障害による失調を考えます。