正答1
解説
正解は1です。
下腿骨骨幹部骨折は、脛骨と腓骨がともに折れることの多い骨折です。
固定は大腿中央部から足MP関節手前までの範囲で行い、関節の肢位や神経の圧迫に注意します。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 膝関節は伸展位ではなく、軽度屈曲位で固定します。
軽く曲げると下腿の回旋を抑えやすく、膝の反張も防げるからです。
2:× 腓骨頭部に綿花をあてるのは正しいです。
腓骨頭のそばを走る総腓骨神経が、固定材料で圧迫されないようにするためです。
3:× 反張位にならないように注意するのは正しいです。
膝が過伸展して反張位になると、靱帯や関節に負担がかかります。
4:× 末梢循環に注意するのは正しいです。
下腿は腫脹しやすく、コンパートメント症候群を起こすおそれがあるためです。
【ポイント】
下腿骨骨幹部骨折の固定は「膝関節軽度屈曲位、足関節0度」が基本です。
脛骨は前面が皮膚の直下にあるため開放骨折になりやすく、遷延治癒にも注意します。