正答4
解説
正解は4です。
第5中手骨頸部骨折は、拳で物を殴って起こることが多く、ボクサー骨折とも呼ばれます。
骨頭が掌側へ屈曲するため、MP関節を屈曲位にして整復位を保ちます。
【選択肢別解説】
1:× 手関節は軽度屈曲位ではなく軽度背屈位で固定します。
背屈位は手の機能的肢位で、屈筋腱の緊張もやわらぎます。
2:× MP関節は90度ではなく、40〜70度程度の屈曲位で固定するとされています。
屈曲位にすることで側副靱帯が緊張し、拘縮も起こりにくくなります。
3:× PIP関節(近位指節間関節)は完全伸展位ではなく軽度屈曲位で固定します。
完全伸展位は指の拘縮を招きやすい肢位です。
4:○ DIP関節(遠位指節間関節)は軽度屈曲位で固定します。
指全体を軽く曲げた肢位にそろえることで、整復位を保ちやすくなります。
【ポイント】
中手骨頸部骨折の固定は「手関節軽度背屈、MP関節屈曲、PIP・DIP関節軽度屈曲」です。
骨頭は掌側へ転位し、骨折部は背側凸の変形になります。