正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
受傷時に見逃されやすく、時間がたってから陳旧性骨折として見つかることが多い骨折を問う問題です。
症状が軽いことや、通常のX線撮影で骨折線が見えにくいことが見逃しの原因になります。
【選択肢別解説】
1:× スミス骨折は橈骨遠位端骨折で、手関節に強い腫れと変形が現れます。
受傷時に診断されやすく、陳旧性で見つかる頻度は高くありません。
2:○ 舟状骨骨折は捻挫と誤認されやすく、受傷直後のX線で骨折線が見えにくい骨折です。
そのため見逃されて偽関節となり、陳旧性骨折として見つかることがよくあります。
3:○ 有鈎骨鈎骨折は、ゴルフや野球のバットのグリップエンドで手のひらを打って起こります。
通常の正面像や側面像では写りにくく、見逃されて陳旧性骨折として見つかることが多い骨折です。
4:× 第5中手骨頸部骨折(ボクサー骨折)は、拳の変形や腫れがはっきりしていて受傷時に診断されやすい骨折です。
【ポイント】
舟状骨骨折では、解剖学的嗅ぎタバコ窩の圧痛が重要な所見です。
有鈎骨鈎骨折の診断には、手根管撮影やCTが有用です。