正答4
解説
正解は4です。
上腕骨顆上骨折の整復評価に用いるエックス線上の角度を問う問題です。
顆上骨折では、正面像で内外反の転位を、側面像で前後方向の転位(屈曲・伸展転位)を評価します。
【選択肢別解説】
1:× キャリング角(肘角)は、肘伸展位で上腕軸と前腕軸がなす外反角です。
前額面(正面)での内外反を評価する指標で、側面評価には用いません。
2:× バウマン角は、正面像で上腕骨長軸と外側顆の骨端線がなす角です。
内反肘・外反肘の予測など、正面での内外反の評価に用います。
3:× ベーラー角は踵骨の側面像で計測する角度です。
踵骨隆起上縁と後距踵関節面がなす角で、踵骨骨折の評価に用います。
4:○ ティルティング角は、側面像で上腕骨長軸と上腕骨小頭(遠位骨片)の傾きがなす角です。
上腕骨遠位部は正常では前方へ傾いており、伸展型骨折ではこの前傾が減少します。
そのため、側面での整復の良否を評価する指標になります。
【ポイント】
顆上骨折の評価は「正面像=バウマン角・キャリング角」「側面像=ティルティング角」と対で覚えます。
ベーラー角は踵骨骨折で扁平化(角度の減少)をみる指標です。