正答3
解説
正解は3です。
蜂窩織炎(蜂巣炎)は、皮下組織に細菌が感染して広がる急性の化膿性炎症です。
膿が一か所にたまる膿瘍とは異なり、境界がはっきりしないまま組織の中に広がる点が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 蜂窩織炎は発赤を伴います。
境界の不明瞭な発赤・腫脹・熱感・疼痛が広い範囲にみられるのが典型的な症状です。
2:× 蜂窩織炎は真菌ではなく細菌の感染が多いです。
おもな原因菌は黄色ブドウ球菌と化膿レンサ球菌です。
3:○ 蜂窩織炎はびまん性化膿性炎症であるという記述は正しいです。
好中球を主体とする化膿性の炎症が、皮下の疎性結合組織に沿って境界なく広がるためです。
4:× 切開排膿は基本となる治療ではありません。
治療の基本は抗菌薬の投与と、患部の安静・挙上・冷却であり、切開排膿は膿瘍を形成した場合に行います。
【ポイント】
化膿性炎症は、限局して膿がたまる「膿瘍」と、広がる「蜂窩織炎」に分けられます。
糖尿病や下肢のむくみがある人は蜂窩織炎を起こしやすくなります。