正答3
解説
正解は3です。
骨打ち抜き像(打ち抜き像)は、エックス線像で骨が円形にくっきりと抜けたように見える溶骨性の病変です。
頭蓋骨にみられるものは、形質細胞の腫瘍の代表的な所見です。
【選択肢別解説】
1:× 血友病では骨打ち抜き像はみられません。
血友病は凝固因子の欠乏による出血性疾患で、関節内出血を繰り返して関節症を起こすのが特徴です。
2:× 悪性リンパ腫では骨打ち抜き像は典型的ではありません。
リンパ節の腫大が主な所見で、発熱・体重減少・盗汗などの全身症状を伴います。
3:○ 多発性骨髄腫で頭蓋骨の骨打ち抜き像がみられます。
腫瘍化した形質細胞が破骨細胞を活性化させ、骨を円形に溶かすためです。
4:× 再生不良性貧血では骨打ち抜き像はみられません。
骨髄の造血能が低下して汎血球減少をきたす疾患で、骨の破壊は起こりません。
【ポイント】
多発性骨髄腫では、骨痛・病的骨折・高カルシウム血症・腎障害・貧血がみられます。
血清や尿のM蛋白(尿中のベンス・ジョーンズ蛋白)も特徴的な検査所見です。