正答4
解説
正解は4です。
手指衛生には、日常の手洗い、衛生的手洗い、手術時手洗いがあります。
現在は、皮膚を傷めないことと、手洗いの後に擦式アルコール製剤を十分にすり込むことが重視されています。
【選択肢別解説】
1:× 最初にブラシで擦るという手順は誤りです。
ブラシは皮膚に細かな傷をつけて細菌が増える原因になるため、使うとしても爪の間に限られます。
2:× 冷水の方がよいという記述は誤りです。
冷水が優れるという根拠はなく、皮脂の汚れが落ちやすく手荒れも起こしにくいぬるま湯が勧められます。
3:× 指先から各指、手掌の順で洗うという記述は、手術時手洗いの手順としては不十分です。
手術時手洗いでは、手指・手掌・手背に続けて前腕から肘の上までを洗います。
遠位から近位へ一方向に洗い上げる必要があり、手掌までで終わる手順では足りません。
4:○ 速乾性擦式消毒薬を30秒以上かけて手にすり込むという記述は正しいです。
消毒薬を手指全体に行き渡らせ、乾燥するまで十分に擦り込むことで効果が得られるためです。
【ポイント】
擦式消毒薬は、手掌・手背・指先・指の間・親指・手首まで、乾くまですり込みます。
手術時手洗いでは、汚れを洗った部位に戻さないよう、指先から肘へ一方向に進めます。