正答1
解説
正解は1です。
写真は右の肩甲骨を前面(肋骨面)からみたもので、左上に肩峰と烏口突起があります。
広くくぼんだ面は肩甲下窩で、矢印は上角から下角までの内側縁の全長を示しています。
肩甲骨の内側縁の肋骨面に付着する筋は前鋸筋です。
【選択肢別解説】
1:○ 前鋸筋は第1〜第8(9)肋骨から起こり、肩甲骨の内側縁の前面に停止します。
支配神経は長胸神経で、麻痺すると肩甲骨の内側縁が浮き上がる翼状肩甲がみられます。
2:× 胸背神経は広背筋を支配する神経です。
広背筋は上腕骨の小結節稜に停止し、肩甲骨の内側縁には付着しません。
3:× 肩甲上神経は棘上筋と棘下筋を支配する神経です。
これらの筋は肩甲骨の後面の棘上窩と棘下窩から起こり、内側縁には付着しません。
4:× 肩甲下神経は肩甲下筋と大円筋を支配する神経です。
肩甲下筋は肩甲下窩全体から起こりますが、矢印が示す内側縁の全長に停止する筋ではありません。
【ポイント】
肩甲骨の内側縁には、前面に前鋸筋、後面に菱形筋と肩甲挙筋が付着します。
菱形筋と肩甲挙筋は肩甲背神経が支配します。