正答1
解説
正解は1です。
良肢位とは、関節が動かなくなっても日常生活への支障が最も少ない肢位です。
骨折の整復位(固定肢位)が良肢位と一致するものを選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 上腕骨外科頸骨折では、肩関節を外転・軽度屈曲した肢位で整復・固定します。
この肢位は肩関節の良肢位に近く、整復位がそのまま良肢位となります。
2:× 上腕骨外顆骨折では、肘関節屈曲位に加えて前腕回外位で固定することが多いです。
回外位は前腕の良肢位(中間位)とは異なるため、良肢位とはなりません。
3:× 肘頭骨折では、骨片の離開を防ぐため肘関節を伸展位に近い肢位で固定します。
肘関節の良肢位は90度屈曲位なので、整復位とは一致しません。
4:× 橈骨遠位端伸展型骨折(コーレス骨折)の整復位は、手関節掌屈・尺屈位です。
手関節の良肢位は軽度背屈位なので、整復位は良肢位になりません。
【ポイント】
良肢位は肩関節が外転・軽度屈曲位、肘関節が90度屈曲位、前腕が中間位、手関節が軽度背屈位です。
骨片の転位を防ぐ固定肢位と良肢位がずれる骨折は、固定後の拘縮に注意が必要です。