正答1
解説
正解は1です。
小児の骨は成人と比べて有機成分(コラーゲン)が多く、弾力性に富みます。
骨膜が厚く、骨端部には成長軟骨板(骨端線)があることが特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ 成長軟骨板のうち肥大軟骨層は、細胞が大きく基質が少ないため力学的に弱い部分です。
そのため外力が加わるとこの層で離開しやすく、これが骨端線離開です。
2:× 小児の類骨はコラーゲンが少ないのではなく、豊富です。
有機成分が多いため骨がしなやかで、若木骨折などの不全骨折が起こりやすくなります。
3:× 小児の骨は石灰化密度が高いのではなく、低いです。
無機質の割合が少ないため、成人より硬さは劣りますが折れにくい性質をもちます。
4:× 小児の骨膜は薄いのではなく、厚く強靱です。
厚い骨膜が骨片を支えるため骨膜下骨折になりやすく、骨形成能も旺盛です。
【ポイント】
小児骨の特徴は「有機成分が多い・石灰化が少ない・骨膜が厚い・骨端線がある」です。
骨端線の弱点が肥大軟骨層であることは、骨端線離開の理解に直結します。