正答4
解説
正解は4です。
血液のpHの基準範囲は7.35〜7.45で、7.35未満をアシドーシス、7.45を超える状態をアルカローシスといいます。
代謝性アシドーシスは、重炭酸イオン(HCO₃⁻)が一次的に減少して酸性に傾く状態です。
【選択肢別解説】
1:× pH7.65はアシドーシスではなく、アルカローシスです。
HCO₃⁻が増加してpHが上がる組合せは代謝性アルカローシスにあたります。
2:× pH7.50はアシドーシスではなく、アルカローシスです。
代謝性アシドーシスではpHは7.35未満に下がります。
3:× pH7.32はアシドーシスですが、HCO₃⁻の増加が誤りです。
代謝性アシドーシスの一次性変化はHCO₃⁻の減少であり、アシドーシスでHCO₃⁻が増えるのは呼吸性アシドーシスに対する代償です。
4:○ pH7.31でHCO₃⁻が減少する組合せは代謝性アシドーシスに一致します。
塩基であるHCO₃⁻が減ったためにpHが低下しています。
【ポイント】
代謝性の酸塩基平衡異常はHCO₃⁻の変化、呼吸性の異常は二酸化炭素分圧の変化が一次性変化です。
代謝性アシドーシスの例には、糖尿病性ケトアシドーシスや腎不全、下痢などがあります。