正答4
解説
正解は4です。
足根管症候群は、足関節内側の足根管内で脛骨神経やその枝が圧迫される絞扼性神経障害です。
【選択肢別解説】
1:× 足根管は伸筋支帯ではなく屈筋支帯で形成されます。
足根管は内果の後下方で、内果・距骨・踵骨の内側面と、それを覆う屈筋支帯でつくられるトンネルです。
中を脛骨神経、後脛骨動静脈、後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋の腱が通ります。
2:× 腓骨神経ではなく脛骨神経の絞扼性神経障害です。
脛骨神経は足根管内で内側足底神経と外側足底神経に分かれます。
3:× 主症状は足背部ではなく足底部の感覚異常です。
内側・外側足底神経が足底の感覚を担うため、足底にしびれや灼熱感が生じます。
足背の感覚は主に浅腓骨神経が担います。
4:○ 過度回内足は足根管内腔を狭めるという記述は正しいです。
足部が過度に回内すると踵骨が外反し、屈筋支帯が引き伸ばされて足根管内の圧が高まります。
その結果、脛骨神経が圧迫・牽引されやすくなります。
【ポイント】
足根管症候群は「脛骨神経・屈筋支帯・足底のしびれ・ティネル徴候陽性」とまとめます。
手根管症候群(正中神経・屈筋支帯)と構造が似ているので、対比して覚えると整理しやすくなります。