正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
大腿部前面の打撲(大腿四頭筋の筋挫傷)では、筋内出血の拡大と骨化性筋炎の予防が施術の要点です。
【選択肢別解説】
1:× コンタクトスポーツで多くみられるという記述は正しいです。
ラグビーやサッカーなどで、相手の膝が大腿前面に当たって起こるのが典型です。
2:× 初期は膝関節屈曲位で固定するという記述は正しいです。
膝を屈曲させると大腿四頭筋が伸張され、筋内の出血が広がる空間が狭まります。
これにより血腫の拡大を抑え、屈曲制限が残るのを防ぎます。
3:○ 受傷後24時間で温熱療法が有効という記述は誤りです。
急性期に温熱を加えると血管が拡張し、筋内出血や腫脹が増えます。
出血が多いと骨化性筋炎を起こしやすくなるため、急性期は冷却と圧迫を続けます。
温熱療法は腫脹や熱感が落ち着いてから慎重に始めます。
4:× 疼痛増悪時は医師に診断を仰ぐという記述は正しいです。
痛みが強まる場合は、急性コンパートメント症候群や骨化性筋炎、骨折などの可能性があります。
柔道整復師は適切に医師へ紹介する必要があります。
【ポイント】
大腿部打撲は「膝屈曲位で冷却・圧迫」「早期の温熱と強いマッサージは禁忌」と覚えます。
骨化性筋炎は不適切な早期の温熱やマッサージで起こりやすくなる代表的な後遺症です。