正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
脳死の定義と、臓器移植法、移植後の経過について問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
急性拒絶反応は主にT細胞による反応で、移植後おおむね数週から3か月以内に起こりやすいとされます。
2:× 記述は正しいとされています。
心臓移植の成績は免疫抑制薬の進歩で向上し、3年生存率は70〜80%程度以上と報告されています。
3:○ 記述は誤りです。
脳死とは、脳幹を含む全脳の機能が、可逆的ではなく不可逆的に停止した状態です。
回復の可能性がない点が脳死の定義の要であり、可逆的な状態は脳死ではありません。
4:× 記述は正しいです。
平成22年施行の改正臓器移植法により、本人の意思が不明な場合でも、家族の書面による承諾があれば脳死下の臓器摘出が可能になりました。
15歳未満の人からの脳死下臓器提供も可能になっています。
【ポイント】
脳死は「全脳」「不可逆的」がキーワードで、脳幹機能が残る植物状態とは異なります。
脳死判定は2回行い、深昏睡、瞳孔散大・固定、脳幹反射の消失、平坦脳波、自発呼吸の消失を確認します。