正答3
解説
正解は3です。
肝細胞癌の多くは、慢性肝炎や肝硬変を背景に発生します。
わが国の肝細胞癌の原因として最も多いものが問われています。
【選択肢別解説】
1:× A型肝炎は肝細胞癌の主な原因ではありません。
経口感染する急性肝炎で慢性化しないため、肝硬変や肝癌には進展しません。
2:× B型肝炎は肝細胞癌の原因になりますが、わが国ではC型肝炎に次ぐ頻度で、最多ではありません。
B型では肝硬変を経ずに肝癌が発生することもあります。
3:○ わが国の肝細胞癌の原因で最も多いのはC型肝炎です。
C型肝炎ウイルスは慢性化しやすく、慢性肝炎から肝硬変を経て肝細胞癌に進展します。
近年は抗ウイルス薬の進歩でその割合は減りつつあり、脂肪性肝疾患などウイルス以外の原因が増えています。
4:× E型肝炎は肝細胞癌の主な原因ではありません。
豚肉やジビエなどの生食で経口感染する急性肝炎で、通常は慢性化しません。
【ポイント】
経口感染のA型・E型は急性肝炎で慢性化しない、血液感染のB型・C型は慢性化して肝癌の原因になると整理します。
わが国の肝細胞癌の原因はC型が最多です。