正答2
解説
正解は2です。
脳波検査は、大脳の神経細胞の電気活動を記録する検査で、てんかんの診断に最も重要です。
各選択肢の症状がどの病態を示すかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× 糖尿病治療中の患者が顔面蒼白となり意識を失った場合は、低血糖発作がまず疑われます。
優先すべきは血糖値の測定とブドウ糖の補給で、脳波検査ではありません。
2:○ 突然体の動きが止まり、回復後もその間の記憶がない場合は脳波検査が必要です。
意識が途切れる欠神発作や、意識障害を伴う焦点発作などのてんかん発作が疑われるためです。
てんかんでは脳波に棘波などの異常波がみられ、診断の根拠になります。
3:× 足関節を急激に背屈させると底屈と背屈を繰り返すのは、足クローヌスです。
錐体路障害を示す所見で、脳波検査の適応ではありません。
4:× 何もしていないときに丸薬をこねるような手指の運動が続くのは、パーキンソン病の安静時振戦です。
診断は主に臨床症状と神経学的診察によって行い、脳波検査は必要ありません。
【ポイント】
てんかんの診断には脳波検査が欠かせません。
足クローヌスは錐体路障害、丸薬丸め運動はパーキンソン病、意識消失と冷汗・蒼白は低血糖を考えます。