正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っている組合せを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
疾患と、その診察で得られる代表的な所見の組合せを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 組合せは正しいです。
髄膜炎では髄膜刺激症状として、仰臥位で頭部を前屈させると抵抗が生じる項部硬直がみられます。
ケルニッヒ徴候もあわせて髄膜刺激症状の代表です。
2:× 組合せは正しいです。
小脳疾患では筋トーヌス(筋緊張)が低下し、他動的に動かしたときの抵抗が弱くなります。
運動失調や企図振戦、構音障害も伴います。
3:× 組合せは正しいです。
膝関節に関節液が貯留すると、膝蓋骨を上から押したときに浮き沈みする膝蓋跳動がみられます。
4:○ 組合せは誤りです。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は上位と下位の運動ニューロンが障害される病気で、筋は萎縮し、仮性肥大はみられません。
筋の仮性肥大は、デュシェンヌ型筋ジストロフィーで下腿三頭筋などにみられる所見です。
【ポイント】
仮性肥大は、筋線維が脂肪や結合組織に置き換わって見かけ上太くなる現象で、筋ジストロフィーの特徴です。
ALSでは筋萎縮と線維束性収縮がみられると区別しましょう。