正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
女性ホルモン(主にエストロゲン)の刺激で増殖が促進される腫瘍は、ホルモン依存性腫瘍と呼ばれます。
ホルモン療法の対象になる腫瘍を思い出すと解きやすくなります。
【選択肢別解説】
1:○ 乳癌は女性ホルモンの影響を受ける悪性腫瘍です。
多くの乳癌細胞はエストロゲン受容体をもち、エストロゲンの刺激で増殖します。
そのため抗エストロゲン薬などのホルモン療法が行われます。
2:× 肝癌は女性ホルモンの影響を受ける悪性腫瘍ではありません。
わが国では主にC型やB型の肝炎ウイルスによる慢性肝疾患を背景に発生します。
3:○ 子宮内膜癌(子宮体癌)は女性ホルモンの影響を受ける悪性腫瘍です。
プロゲステロンの拮抗を受けないエストロゲンの持続的な刺激で、子宮内膜が増殖して発生します。
肥満や未産、エストロゲン単独の補充療法が危険因子です。
4:× 悪性黒色腫は女性ホルモンの影響を受ける悪性腫瘍ではありません。
メラニン産生細胞(メラノサイト)由来の腫瘍で、紫外線などが関与します。
【ポイント】
ホルモン依存性腫瘍は、女性では乳癌と子宮内膜癌、男性では前立腺癌(男性ホルモン依存)が代表です。
子宮頸癌はヒトパピローマウイルスが原因で、ホルモン依存性ではない点と区別しましょう。