正答1
解説
正解は1です。
柔道整復師は施術の前後に患者の状態を観察し、医師の診察が必要な状態を見逃さないことが求められます。
【選択肢別解説】
1:○ 徒手整復の前から末梢動脈の拍動を触れない場合は、骨折や脱臼に伴う主要な血管の損傷や圧迫が疑われます。
放置すると末梢の阻血による壊死を招くため、直ちに医師の診察を受けさせる必要があります。
2:× 整復前に顔色が蒼白だったのは、痛みや緊張による神経原性ショックの徴候と考えられます。
整復で痛みが和らぎ顔色が紅潮してきたのは回復の徴候であり、直ちに医師の診察を要する状態ではありません。
3:× 包帯施行後の末梢のしびれ感は、包帯による圧迫が疑われます。
まず包帯を緩めて巻き直し、循環と感覚の回復を確認し、改善しない場合に医師の診察を受けさせます。
4:× 固定除去後の関節可動域の制限は、固定期間中の不動による一時的な拘縮であることが多く、後療法で改善を図ります。
直ちに医師の診察を要する状態ではありません。
【ポイント】
「整復前から脈が触れない」「整復後に脈が消えた」「包帯を緩めても循環障害が改善しない」は、直ちに医師に引き継ぐべき状態です。
施術の前後には、必ず末梢の脈拍・皮膚の色・感覚・運動を確認します。