正答4
解説
正解は4です。
多くの貧血は息切れや倦怠感などの症状が中心ですが、ビタミンB12欠乏では神経の障害を伴うのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 溶血性貧血では、赤血球が壊れることにより、貧血・黄疸・脾腫がみられます。
神経障害は通常みられません。
2:× 鉄欠乏性貧血では、さじ状爪(スプーンネイル)・舌炎・口角炎・異食症などがみられます。
特徴的な神経障害は通常伴いません。
3:× 再生不良性貧血では骨髄の造血が低下し、赤血球・白血球・血小板がすべて減る汎血球減少になります。
貧血症状・感染症・出血傾向がみられますが、神経障害は伴いません。
4:○ ビタミンB12は、DNAの合成と神経の髄鞘の維持に必要です。
欠乏すると巨赤芽球性貧血に加え、脊髄の後索と側索が障害される亜急性連合性脊髄変性症や末梢神経障害が起こり、しびれや深部感覚障害が生じます。
【ポイント】
ビタミンB12欠乏の原因には、胃粘膜の萎縮で内因子が不足する悪性貧血と、胃切除後があります。
「巨赤芽球性貧血・神経障害・ハンター舌炎」をセットで覚えます。