正答2
解説
正解は2です。
顔面蒼白・冷汗・脈拍減弱は、末梢の血流が低下したショックの徴候です。
ショックでは、下肢を挙上して心臓や脳への血液の戻りを助けるショック体位をとらせます。
図の a は上半身を起こした半座位、b は仰向けで両下肢を台に乗せて挙上した体位です。
c は前かがみで枕を抱えた起座位、d は仰向けで腰の下に枕を入れ、腕を胸の上で組んだ体位です。
【選択肢別解説】
1:× a の半座位は適切ではありません。
上半身を起こすと血液が下半身にたまり、ショックで低下した脳への血流がさらに減ります。
半座位は呼吸困難のある傷病者に用いる体位です。
2:○ b の下肢挙上位が適切です。
仰臥位で下肢を挙上すると、下肢の静脈血が心臓へ戻りやすくなります。
その結果、心拍出量と脳への血流が保たれるため、ショックの傷病者に適しています。
3:× c の起座位は適切ではありません。
起座位は心不全や喘息など、座らないと呼吸が苦しい傷病者に用いる体位です。
意識のないショック状態の傷病者には不向きです。
4:× d の体位は適切ではありません。
下肢が挙上されていないため、ショック時に必要な心臓への血液の戻りを助ける効果がありません。
【ポイント】
体位は「ショック=下肢挙上」「呼吸困難=半座位・起座位」「意識はないが呼吸あり=回復体位」と症状で使い分けます。