正答2
解説
正解は2です。
骨折の治癒は、骨折部の出血から始まり、仮骨ができて骨がつながり、最後に元の形に作り直されるという順に進みます。
仮骨の形成には、結合織内骨化と軟骨内骨化の2つの骨化が関わります。
【選択肢別解説】
1:× 軟骨内骨化から始まる順序は誤りです。
骨折の治癒は、まず骨折部の血腫形成から始まります。
2:○ 血腫形成、結合織内骨化、軟骨内骨化、リモデリングの順序は正しいです。
骨折直後に骨折部に血腫ができ、炎症とともに肉芽組織が形成されます。
続いて、血流のよい骨膜の下では、骨芽細胞が直接骨を作る結合織内骨化(膜性骨化)が早い時期から起こります。
血流の乏しい骨折の間隙では、いったん軟骨ができ、それが骨に置き換わる軟骨内骨化が起こります。
最後に、破骨細胞と骨芽細胞の働きで余分な仮骨が吸収され、元の骨の形に作り直されるリモデリングが進みます。
3:× 結合織内骨化から始まる順序は誤りです。
血腫形成は骨化よりも前、骨折直後に起こります。
4:× 血腫形成の次に軟骨内骨化がくる順序は誤りです。
骨膜下での結合織内骨化が、骨折間隙での軟骨内骨化より先に始まります。
【ポイント】
骨折の治癒過程は、炎症期(血腫形成)、修復期(仮骨形成)、リモデリング期の3つの時期に大きく分けられます。
仮骨は、骨膜下の結合織内骨化と、骨折間隙の軟骨内骨化の両方によって作られます。