正答2
解説
正解は2です。
輸血の副作用には、輸血直後に起こるものと、時間がたってから現れるものがあります。
副作用の種類と、それによって起こる主な症状の対応が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 空気塞栓の主な症状は、乏尿ではなく、呼吸困難、胸痛、チアノーゼ、ショックなどです。
血管内に入った空気が肺の血管などを詰まらせるために起こります。
2:○ 不適合輸血では血圧低下が起こり、組合せは正しいです。
ABO型の不適合輸血では、輸血された赤血球が血管内で壊れ(溶血)、発熱、悪寒、腰痛、血圧低下(ショック)が起こります。
重症例では、血色素尿、播種性血管内凝固症候群(DIC)、急性腎不全に至ります。
3:× クエン酸中毒の主な症状は、発熱ではなく、低カルシウム血症による症状です。
血液製剤に含まれる抗凝固剤のクエン酸がカルシウムと結合するため、口唇のしびれ、テタニー、不整脈などが起こります。
大量輸血や急速な輸血で起こりやすくなります。
4:× ウイルス感染の主な症状は、けいれんではありません。
輸血によるB型・C型肝炎ウイルスやHIVの感染は、輸血後しばらくたってから肝炎などの感染症として現れます。
【ポイント】
不適合輸血は「輸血開始直後の発熱、悪寒、血管痛、血圧低下、血色素尿」が特徴で、気づいたら直ちに輸血を中止します。
クエン酸中毒は低カルシウム血症、大量輸血では高カリウム血症や低体温にも注意しましょう。