正答3
解説
正解は3です。
打診音は、打診した部位の下にある空気と実質(組織や液体)の割合によって変わります。
空気が多いほど響く音になり、実質が多いほど響かない音になります。
【選択肢別解説】
1:× 清音は、腸管に空気が充満しているときの音ではありません。
清音は、空気を含む正常な肺の上で聞こえる、よく響く低い音です。
2:× 濁音は、腸管に空気が充満しているときの音ではありません。
濁音は、肝臓などの実質臓器や、腹水などの液体が貯留した部位で聞こえる、響かない鈍い音です。
3:○ 腸管に空気が充満しているときに聴取されるのは鼓音です。
閉ざされた空間に空気がたまっているため、太鼓をたたいたような高く響く音になります。
胃泡のある部位や、腸閉塞で腸管にガスがたまった場合に聞かれます。
4:× グル音は打診ではなく、聴診で聞かれる腸の蠕動音です。
腸の中をガスや内容物が移動するときに生じる音です。
【ポイント】
打診音は、清音(正常肺)、鼓音(胃・腸のガス、気胸)、濁音(実質臓器、液体貯留)の3つで整理します。
肺の打診で濁音なら胸水や肺炎、鼓音なら気胸を考えます。