正答2
解説
正解は2です。
垂直感染は、母親から胎児・新生児へ、胎盤、産道、母乳などを通じて病原体がうつる感染経路です。
人から人への一般的な感染は水平感染といいます。
【選択肢別解説】
1:× 麻しんは主に空気感染(飛沫核感染)で広がる水平感染です。
感染力が非常に強く、ワクチンによる予防が重要です。
2:○ B型肝炎は垂直感染する代表的な疾患です。
HBs抗原陽性の母親から、主に出産時の産道感染で児に感染します。
わが国では出生直後の児にB型肝炎ワクチンと免疫グロブリンを投与して母子感染を予防します。
3:× インフルエンザは主に飛沫感染と接触感染で広がる水平感染です。
4:× ノロウイルス感染症は主に経口感染と接触感染で広がる水平感染です。
汚染された二枚貝の摂取や、患者の吐物・便を介して感染します。
【ポイント】
垂直感染する代表的な病原体は、B型肝炎ウイルス、HIV、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)、梅毒、風疹ウイルス、トキソプラズマなどです。
HTLV-1は母乳を介した感染が主である点も押さえておきましょう。